先週の10(木)11(金)で僕が経営者の勉強をする場として所属しております、中小企業家同友会の全国行事で「青年経営者全国交流会」に山梨に行ってきました。
そこでは、基本的に若い青年経営者を中心として勉強会で、参加者が自分の会社の課題としている分科会を選び、実際に同友会で学んだことを実践している人の報告を聞かせていただき、その後参加者同士で各課題や討論内容を話し合います。
僕はその中でも、山梨の地場産業でも有る宝飾業を経営している会社で、デザイン企画から製造をしている会社を作業を見学させていいただきました。
そこでは、他社との違いを出していくために材料の選別や管理について徹底しており、機械で選別して後人の目で更に細かく検査をしていました。
また、その後の施策工程におきましても通常よりも高い基準値を設けて高い品質や精度を出すための工夫や設備なども充実していました。
単純に高度な設備を入れるというわけではなく、自社の強みを生かしていくために必要なものを適切に設備投資していく、またその機械を使って生み出させれる付加価値を作り出せる人達や組織体制を作っていく事が大事だと言っていました。
宝飾業は景気が悪くなるに連れニーズも減っていき縮小市場と言われています、その中で自社の生き残りをかけて新しい挑戦を続けていくことでしっかりの会社の基盤を作っていっていっていました。
「中小企業を潤沢に資金が有るわけではないから何でも投資できるわけではない、足りない部分は手間をかけていくことで自社の製品の価値をかけていくこと」
当たり前のことですが、当たり前にやり続けていくことがとても大事だと改めて思いますました。
2日目は、在宅医療マッサージを全国展開している会社のお話を聞かせいていただきました。
いま日本全体の課題として「少子高齢化」その中でも今後の大きな課題である、医療や介護で2025年には絶対数の病院や介護者が足りなくなると言われている医療危機を迎えます。
そうなった場合の解決の1つが「在宅医療のい充実」と言われている中、そのニーズをいち早く企業として形にして在宅医療マッサージの分野で大きな成果を出しています。
その始まりは「ギャップ」を解決する考えかたから始まったそうです。
マッサージ業、いわゆる「あんまさん」と言われている業種は、なかなか儲からない(収入)にならないということがありとても安定した業種ではなかったそうです。
なぜ、あんまもお客様の身体を良くしていくものなのに医者のような収入にならないのだろうといった自分の業種とのギャップ(違い)はあんなのかを徹底的に調べたところ「保険制度」の適応の部分に行き着き、その部分を改善するためにはどうしていけばいいのかを、考えたところ「在宅マッサージ」いう1つ答えにたどり着きました。
実際にそのサービスはニーズも多い割には、需要を満たす業者が少なくニッチな業種と言われていましたが、今後の高齢化社会の問題に対してもっとニーズが多くなるといったところから自社の存在価値を見出して事業展開をしていき、どんどん成長していっています。
これもまさに、中小企業の戦略である「他の企業が少ない市場を早く見つけ出す」ことであり、市場の分析により自社が勝てる場所を見つけることだと思います。
この2日間で、2社の実践事例から改めて中小企業といえど、やり方次第ではこの先の未来も不安だけではなく大きな希望もたくさんあると確信できました。